こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

学習プラザ”めぐる”について その後… ③

[2024.6.18] -[インフォメーション活動トピックス]

八尾市には、環境教育の啓発施設として、学習プラザめぐるがあります。R3年までは、土日のフリーマーケットを始めとし、ベビー用品のゆづり合いとか、工房や教室など年間に2万人がおとづれる施設でした。

 

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一階の展示 以前とずいぶん変わったなあ…。

 

ところが、令和3年(2021年)12月議会で、維新市長が条例提案をしました。環境施設課と環境保全課の庁舎(プレハブ)が老朽化して、その移転先を”めぐる”にし、めぐるを指定管理者から直営にし、市職員は土日休みだから”めぐる”も土日休館にするというもの。まさに公共施設の市による私物化?!市民のための施設を土日休館にするなんてとんでもないということで、土日休館を削除した修正条例を3会派(共産・公明・未来)で提出し可決しました。

 

そして、この修正条例が可決されたことに対し、更なる暴走が始まりました。土日開館するため、市の職員の新たな配置が必要なので、指定管理者であったNPOのこれまでのノウハウや蓄積を継続させるための業務委託予算をバッサリ削ってしまったのです。まさに、直営で1からの出発となってしまいました。

 

その結果が、R4年の実績で、前年よりも来館者数は減少。現在も以前に比べ2から3割程度。土日は事業も中止しガラガラ。

 

そのことを今回の議会で指摘をしたら、「そもそもこの施設はリサイクルセンターの社会見学のためにあ」とか「だから土日を閉めたかった」なんて開き直る答弁ばかり帰ってきました。あの3月議会での修正条例の可決の意義を理解しようとしていなかった。そのことが現在の結果を招いています。

 

しかも、リユースの拠点であった”めぐる”の事業の変わりに考案されたのが、(株)ジモティへの斡旋。市の職員を配置し直営にして、リユースを株式会社に斡旋する環境教育施設なんてあるんでしょうか?!

 

行政が関わってこそ、リユースの意義を市民活動の取り組みとして発展させていくことができるのではないでしょうか?しかもジモティのサイトを見ていると、18禁の出会い系マッチングサイトへの紹介が0円ということで組み込まれてある…。行政が?!斡旋していいの?!

 

なぜ、指定管理者の時にNPOが培ってきたノウハウや蓄積を否定するのでしょうか?最初は一朝一夕では得難いものだから引き継ぐと言っていたのに。1からやり直しという非効率的なことをするので、来館者数も激減。これまた非効率的。

 

共産党が、維新に民間の活用と何回も議会で求める姿って一体なんなの?!と思いながら議会での追及。

 

ちなみに、この議会では、維新の議員が、高安の廃校跡を活用しているまち協の取り組みについて、日本バラタナゴの水槽の水道代を払わせるべきだとか、ここで飼う必要があるのかとか、木材が積み重ねているとか、倉庫として利用するならば公立幼稚園跡においてある行政資料をここに移動させた方が効率的ではなどと言っておられました。

 

めぐるの次はここなんですね。