こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。
[2024.9.28] -[インフォメーション・活動トピックス]
① 八尾市環境衛生庁舎職員の逮捕事案等に関する調査チームの報告書の概要がHPで公開されています。
まあ、まず読んでみてください。↓
https://www.city.yao.osaka.jp/0000073597.html
さあ、どうでしたか?
そもそもは、R5年12月に八尾市環境施設課し尿部門の職員(Xら兄弟)が恐喝の被疑事実で逮捕。
実は、同職場で、R5年8月にXら兄弟によるパワハラ等で公務災害の認定がされていました。そして年明けから、ようやく弁護士による外部の調査チームが設置されました。
八尾市のし尿処理は、昭和50年8月までは、し尿収集を民間の許可業者が行なっていました。手数料の高額化や収集拒否など市民生活に影響が発生したいたため、市の100%出資による清協公社が設立され、市から委託。その後。平成29年4月からは市によるし尿処理業務の完全直営化となっています。
市に直営化された後も、技能労務職の職務を管理すべきところが、業務遂行状況を積極的に把握は行わず、技能労務職と事務職のいびつな関係が続き、指揮監督についても組合交渉としていた。理事(衛生庁舎の事務方トップ)が直営化した時から特別に配置されていたが、「接待付でXら兄弟と極めて親しい間柄で完全に取り込まれていた」(ヒアリング「Xら兄弟の勤務実態は、「組合事務所で寝ているかギターを弾いている」(ヒアリング)など。
組合……八尾市現業労働組合環境衛生支部
理事や市の上層部との関係性も相まって、半ばXら兄弟が技能労務職の現場職員を支配するような構図であった。
この間、理事以外の事務方の職員が次々と毎年のように大量休職。
象徴的な公務災害事案の発生(平成29年〜)
平成29年にXら兄弟を結婚式に呼ばなかった職員を組合大会で吊し上げ土下座に。その後R5年にも退職届に日付を書くよう強要され傷病へ。公務災害がR5年に認定。
逮捕時案について
Xら兄弟のみせしめ土下座や、また、Xら兄弟には人事権があると多くの者が信じており、退職後の再任用を希望しているという状況、組合に対する寄付を求めれば容易には断れない立場にあること等を巧みに利用し、退職金の一部をチェックオフで寄付をさせていた。その金額は、20万円から約300万まで。また、300万円のケースは組合ではなくXの個人名義の口座であった。(刑事裁判では恐喝の認定の可能性) 組合の組織的決定や組織的根拠を持って行われたとはおよそ認められない私的活動であると考えられる。
(現在、被害者は被害届を出した後全員示談に応じている。)
注) 今回の調査報告書に出てくる組合は、八尾市現業労働組合環境衛生支部です。この他に八尾市職員労働組合などありますが、全く別組織の労働組合であることを申し上げておきます。
また、し尿収集を必要以上に土曜日に実施し、超勤手当が増えているのではと、個別監査の実施も行おうとしたのですが、”覚書”たるもので監査は見送り。調査報告書でも厳しく指摘をしてるところです。