こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

万博先にありきの八尾の姿勢と予算 3月議会 ①

[2025.3.22] -[インフォメーション活動トピックス]

3月議会のラストスパート中。残すところ最終本会議での議案の採決と討論となりました。

 

2人になって初めての3月議会。討論15本を分担して作成中。参加できていない委員会での議案審査に対しても討論で答えていくしかない。

 

何から手をつけたらいいのかわからないほど膨大な資料と数字の中で泳ぎながら、独自の調査と日本共産党ならでわの視点で望んだ3月議会。

 

市政運営方針で、冒頭万博礼賛を表明した八尾市政。市民生活を苦しめる物価高騰や各種保険料の値上げ、減免の改悪を平気で推し進め、学童のトイレはひどい状況、民生委員さんの高齢者訪問の際のお茶代も減額、コミセンの備品購入費は5年間0円など緊縮財政。一方では万博や特定地域の公共施設集約化には放漫財政。

 

特にひどいのがやっぱり万博への入れ込みよう。

 

そもそも万博の趣旨は”命輝く”。しかし、その本質は、『カジノリゾートのためのベイエリア開発』だから夢洲。ここから全てが間違った。政権・維新による責任です。

 

日本共産党は今からでも改めて中止を求めています。

 

ガス湧く、自然災害に極めて脆弱、熱中症の危険、開催先にありきで突貫工事。命の危険があるからです。

 

そんな万博を、いよいよ花咲くと言ってこの間3億2千万円湯水のように税金を注ぎ込んできたのが八尾市です。

 

機運醸成に6千万円、・大阪ウィークに1億円、リボーンチャレンジに3600万円、万博遠足の交通費全額補助に1億1千万円、その他。

 

万博に出展催事は30日弱ですが、2億一千万円投じます。一日700万円かかるわけですね。

 

万博遠足は、教育委員会が安全の太鼓判を押しました。その根拠は万博協会が安全だと言ってるから。(吹田市など保護者に説明が出来ないと遠足キャンセル 合計10万人)

 

しかも子どもにとって万博であろうが、曽爾高原であろうが同じ遠足であり教育的意義があります。ところが万博だけ交通費全額公費負担。(遠足や林間・臨海学習、修学旅行は全額保護者負担)他の遠足に使えないのかと聞くと、未来社会の希望がどうのこうのと言っていました。(東大阪では万博遠足の交通費補助を万博以外の遠足にも可能に議会が求め実現らしい)

 

このバス代を児童の数で割ったら、1人6000円以上となります。これは、中学校の臨海・林間校外学習と同じ値段。(就学援助の基準)

 

45分往復でトイレなしのバスの金額が中学校の臨海・林間校外学習と同じなんてまさに万博価格。

 

そして開催先にありきで命削る突貫工事もされている…。

 

命輝くどころか、命削る突貫工事、命懸けの万博遠足、万博出店に1日700万の投資(✖️30日)

 

万博の趣旨に賛同して積極的に頑張っている市民の善意や、計画行政のもとで対応している職員のやりがいを蔑ろにするのが、今の万博のあり方です。

 

さあ、開催中に事故が起きないことを、そして赤字の穴埋めはどこが担うのか課題はまだまだ山積みです。日本共産党は今からでも改めて中止を求めます。