こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。
[2025.4.29] -[インフォメーション・活動トピックス]
清水ただし、宮本たけし、堀川明子衆議院議員の秘書、東大阪・八尾・柏原の日本共産党市会議員団と市民の皆さんで、近鉄本社に対し、高齢化に伴う課題やホーム柵など合理的配慮の義務化、痴漢、そして高安の踏切の改良などを要望しました。
まず、この日は、福知山脱線事故のあった日です。安心して電車に乗ることができる大切さを訴えさせていただきました。
現在、近鉄は急速に合理化を進め無人駅が激増しています。
(市民から提供を受けた資料より)
見えにくくてすみません。
八尾市内でも有人駅は八尾・山本・高安駅だけとなりました。
昨年まで時間帯配置駅であった、恩智や久宝寺口は完全無人化。駅員の巡回となりました。
巡回と言っても、時間も決まっておらずほとんどいない状態です。
同じく昨年から無人化している枚岡駅を利用している市民から、「園児がホームから落ちそうになった」「線路に切符が落ちて拾えなかった」などリアルな実態が示されました。ほとんどの利用者がこの事を知らず、視覚障害もインターホンの位置もわかっていなかったことも訴えられました。
無人化しながらホーム柵も設置されておらず、危険な状態だと思いました。
無人化した恩智や久宝寺口や従来からの無人駅での実態を掴み、安全対策の要望を引き続き行う必要性を実感しました。
駅員の配置がなぜ出来ないのでしょうか。
説明では、駅員の半数が50歳以上でこれから大量の退職者も出るので、路線を維持するための措置だということでした。
しかし、無人化駅解消の展望は示されず、無人化駅を前提とした説明であり、しかもホーム柵も設置されていない…。
会社として駅員を増やしていくことが必要ではないかと痛感しました。
近鉄本社の財務資料では、内部留保が2000億円あります。しかも増え続けています。
無人化駅の激増は、駅員不足を口実にし徹底した合理化が進められているのでは、そのために乗客の安全が自己責任として後継に追いやられているのではと感じました。そしてこのことは、現場の職員さん達が1番痛感されていることではないかなあと感じました。
しかし、これは近鉄だけでなく、今の社会全体で起きていいることだと思います。
市役所をはじめとした、あらゆる会社や現場での徹底した人件費削減。儲けを上げることを1番にした社会のあり方が根底にあります。この構造を変えるための政治の転換こそ必要だと感じました。
こんな問題を、身近な問題として正面から取り組む国会議員を1人でも増やしたい。清水ただしをなんとしてでも国会に送りたいと思いました。
近鉄八尾駅のインターホン。聴覚障害者への配慮がされています。無人駅にはお人形バージョンが設置されていますが、つながりにくいとの苦情が…。