こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

9月議会 個人質問を終えて 防災 交通 不登校 コミセン格差

[2026.9.9] -[インフォメーション活動トピックス]

市民の願いと職員の知恵を力に、一歩でも前へ

個人質問が終わりました。

今回は、どうしても取り上げたいテーマを欲張って盛り込んだので、私らしくないほどの早口に(笑)。時間いっぱい、いっぱいの質問になりました。

やっぱり議員を増やしたい!と改めて実感です。

今回取り上げたのは、

① 防災・災害
② 交通不便地域・移動困難者
③ 不登校
④ コミセン格差

の4つです。

今回、私が心がけたのは、単に行政を「追及する」だけではなく、市民の願いをどう実現へと前に進めるのかということでした。

市民のみなさんの切実な思いを届ける。
そして、現場を一番よく知る職員のみなさんの知恵や力も引き出す。

一緒に前へ進めるものは前へ進めたい。

そんな思いで質問しました。

どのテーマも、日頃の地域活動や市民のみなさんとの対話から生まれてきたものばかりです。

そして調べれば調べるほど、さらに新しい課題が見え、世界が広がっていくような思いがしました。

防災――「避難できる場所」が本当にあるのか

防災・災害について考えるうえで、大きな刺激になったのが「緒(いとぐち)」での交流会でした。

能登半島地震の被災地のお話を聞き、仮設住宅の無償期間が終わり家賃負担が発生する問題、発達障がいのある子どもと家族が避難所で直面する困難などを知りました。

酷暑の避難所。
厳冬の避難所。

災害関連死を防ぎ、誰もが安心して避難できる環境をどうつくるのか。

八尾市では、発達障がいなどのある方への理解を進めることに加え、直接、福祉避難所へ避難できる仕組みも広がりつつあります。

今回の質問では、その対象をさらに広げていくことを提案しました。

そして、母子避難所についても提案しました。

自治体の努力だけでは限界があります。災害から命と暮らしを守るために、国が果たすべき役割を正面から問う必要があると強く感じています。

「移動できる」は暮らしの土台

交通不便地域については、私自身も乗合タクシーに乗ってみました。

実際に乗ってみると、制度の良さも課題もよく分かります。素敵なドライブも楽しませてもらいました。

そして今回、100円バスの復活などによって公共交通の利用を促進することも提案しました。

八尾は自転車利用の多いまちです。

地域を回っていると、

「自転車に乗れなくなったら、買い物にも行かれへん」

そんな不安をよく聞きます。

一方で、90歳になっても四輪自転車を使って、行きたいところへ颯爽と出かけている方もいらっしゃいます。

車の免許返納だけではありません。

「自転車に乗れなくなること」も、八尾では移動困難者になる大きなきっかけではないか。

八尾市地域公共交通計画にも「移動困難者」は位置づけられていますが、具体的な施策はまだまだこれからです。

「移動する権利」をどう保障するのか。

9月21日には交通シンポジウムも企画しています。市民のみなさんと一緒に考え、前へ進めていきたいと思います。

「デアルク(出歩く)ことができる町へ!」

これを実現したい。

不登校――子どもの権利から考える

不登校については、日本共産党の不登校提言を力に質問しました。

大切なのは、「学校へ戻すこと」をゴールにするのではなく、子どもの権利から不登校をとらえること。

安心して休めること。
安心して過ごせる場所があること。
そして、子ども自身の声を聞くこと。

校内支援センターも実際に視察し、その取り組みを議会で紹介しながら、さらなる充実を求めました。

また、競争と管理が強まり、授業時間が増え、学習の進度も速くなる学校現場の中で、子どもだけでなく先生も追い詰められているのではないか。

資料も示しながら、公教育そのもののあり方を問いかけました。

悲鳴をあげる前に、子どもの声を聞こう。
倒れてしまう前に、先生の実態を直視しよう。

16日には、不登校問題について文部科学省との政府交渉も行います。

議会で終わりではありません。

コミセン格差をなくしたい

コミセンについては、鍵の開け閉めをするために、床に這いつくばらなければならない状況を写真で議場のみなさんに見てもらいました。

そして、引き続き緑ヶ丘コミセンへのエレベーター設置を求めました。

今回、実現に向けた足がかりとなる答弁を引き出すことができたと受け止めています。

小さな一歩かもしれません。

でも、利用している市民のみなさんにとっては、とても大切な一歩です。

市民の願いと、現場の力で政治を動かす

今回、それぞれのテーマで着実な前進もありました。

それは何より、市民のみなさんの切実な願いがあったから。

同時に、担当する現場の職員のみなさんにも「少しでも前へ進めたい」という思いがあったからだと感じています。

日本共産党は、維新市政の問題点を厳しくチェックし、市政の転換を求めています。

だからこそ同時に、市民の立場に徹底して立ちながら、現場の職員の知恵や意欲も引き出し、要求実現のために力を合わせたい。

今回の個人質問を通して、その大切さを改めて感じました。

そして、防災・災害対策、衰退する公共交通、競争と管理が強まる公教育――。

八尾市だけでは解決できない問題の根っこには、国の政治があります。

だからこそ、憲法と地方自治の立場に立ち返り、国の政治そのものを変えていく。

市民と一緒に声をあげ、議会で取り上げ、行政を動かし、必要なら国にも届ける。

一つひとつは小さな一歩でも、その積み重ねの先に希望がある。

そんなことを強く感じた今回の個人質問でした。