こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

特別支援教育・学級を考える交流会 の 報告 中学校の評定問題について

[2024.2.5] -[インフォメーション]

今回の交流会は少人数でじっくりお話しを聞かせていただきました。

 

保護者の方、現職の先生、退職した先生、障害児を守る会の事務局の方、教育市民会議の方などなど。

 

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zoomでも参加でもいただきました。

 

議員団からは、この間明らかになった事実や問題点と通級指導教室へ見学に行った様子を報告。

 

大阪府内の支援学級の減少について、この間の増加傾向が鈍化するどころか、減少に転じている。子どもや現場での影響を懸念すること。

 

特に減りの激しい市町村をランキングすると…。(大阪教職員組合調べ)

 

大阪府内全体では 95%  の減少 (クラス数)

 

ところが、豊能 75%、能勢 78%、、四條畷 81%、茨木 84%、、池田 85%、八尾 85% の減少です。

 

特に中学校の減少がきついのが、茨木 66%、八尾 67% ‼️

 

いったい何が起きているのでしょうか。八尾では中学校で保護者が高校進学にあたっての評定の問題で悩んでいることが明らかになっています。

 

子どもにとって必要な支援が、評定という問題で妨げられることがあってはなりません。

 

また、進路を含め就労など先を見通した長い視点が必要です。学びの多様性もまだまだ知られていません。

 

子どもや保護者との合意形成は本当に図られているのでしょうか?

 

これらの課題に教育現場や教育委員会は子どもや保護者の思いに正面から向かい合う必要があるのではないでしょうか!

 

子どもの発達成長のために何が必要なのか、学習会を持つなどご一緒に追及していきたいと思います。どうぞご意見お寄せください。

 

② 議員団の通級指導教室の見学の様子はブログをご覧下さい。

 

http://yuko.jcp-web.net/?p=7311  小学校

 

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http://yuko.jcp-web.net/?p=7317 中学校

 

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今回の交流会で、支援学級に在籍をしている子どもと通級教室に通いだした子どもさんがいらっしゃるお母さんからお話がありました。

 

小学校入学時には、文科の通知通りの説明を学校から受けて、支援学級か通常学級か決めることができず混乱し悩んだこと。支援学級では担任の先生が急にお休みになり、子どもが受け止め切れないのではと心配したが、新しい先生が素敵な先生で子どもも落ち着いていること。

 

通級教室の利用を学級担任や通級の先生が連携を持って進めてくれたことなど、本当に先生方の努力に感謝してますと。

 

議員団が見学させていただいた拠点校(小学校)でも、小学校と中学校の通級教室の保護者の交流や教材研究など積極的に取り組んでおられました。クラスへの巡回もされているとか。通級教室から支援学級に移行される子どもさんや、支援学級を退級するためにお試し通級教室を利用する子どもさんや…。

 

一方、通級教室の人数の多いところは31人!府の加配先生は1人。これではきめ細やかな支援はできません。

 

学校によってだいぶばらつきがあるようです。そもそも通級教室が無い学校がもあります。通級教室は始まったばかり。全校配置や複数先生体制を整え、週最大8時間を子どもたちに保証すべきです。

 

その大前提として、通常学級のクラスの人数を全て35人学級へ!そしてもっと少なくしないと全体的にとうてい手が回らないと感じました。

 

また、支援学級や通級教室に関する不登校などの相談も議員団に寄せられています。

 

そして、支援を必要とする子どもを育てる親のソワソワした気持ちをどこにぶつけ、相談したらいいのか…。コロナの影響もあって、保護者会が開かれていない学校も多いようです。

 

何か一つでも前に進めていけたら! 議員団もご一緒に力を合わせます。