こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

八尾の感染状況について わかる範囲で

[2020.8.12] -[活動トピックス]

まず、見ていただきたいのは、八尾市HPの八尾市保健所の所長名での訴えです。

 

これが基本となります。https://www.city.yao.osaka.jp/0000053282.html 

 

8月7日の政府の有識者会議の分科会(専門家会議が廃止後こんな会議体になった)の資料が公表されています。これでまず全国や拡大急速地域について状況が報告されています。

 

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大阪が東京に匹敵、あるいはそれ以上に感染が拡大している傾向が見られるようです。

 

八尾では、7月臨時議会で「明らかに第二波が到来していると思われる。」「第一波の時の4倍のスピードで困惑している。」など保健所から答弁ありました。

 

今回、専門家分科会は、ステージを4つに分けて指標を作成しました。

 

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数を当てはめると、大阪はステージ3にのっかかっているようです。

 

ちなみにステージ4は、緊急事態宣言など強制力を伴う措置を必要とするほど感染爆発、機能不全など物騒な言葉が書いてありました。

 

ステージ3では、提案の中に、集中的な大規模PCR検査があります。(共産党の政府への緊急申し入れの内容そのものです)

 

厚労省が、8月7日付で通知も自治体に出したようです。

 

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では、具体的に感染拡大震源地はどこに?

 

まず、情報開示が必要です。これが基本です。ところがあまりにも開示されていない。

 

例えば、大阪府内で陽性率を公開しているのは、大阪府と大阪市と堺市と八尾市だけです。

 

しかし、大阪と一括りに考えていいのでしょうか。

 

ここでこのグラフを見ていただきたい。大阪市のHPからです。

 

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人口比で大阪市260万人、他の市町村で620万人。ところが、大阪の感染者の半分が大阪市で占められています。

 

陽性率を同時期で比較してみました。大阪市が突出して高い。

 

この大阪市のどこが高いのか。24区別での公開が不可欠です。

 

東京都はある程度公開しているのです。

 

八尾保健所に現段階で八尾に感染拡大震源地はありますかと確認をすると、クラスタ〜は複数発生しているが、震源地はあると言う認識はないと言うことでした。

 

保健所の見解では、大阪市の隣接市が陽性率が高く、八尾市はその中でも高く出ていると言うことです。

 

次に、病床確保です。

 

重症者病床188床の確保の困難さを専門家が訴えておられました。

 

それを裏付ける資料が大阪府の新型コロナの対策本部会議の資料です。

 

 

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この資料を見てお気づきになりましたか?

 

確保ベット数と、実運用数があるんです。重症者病床を188床確保を目指していても、実際運用できているのは、その半分です。

 

だから、専門家は、もっとベットの確保数を多くして協力を仰ぐ必要があると訴えておられます。

 

早急に臨時国会が必要です。

 

大阪市・府も都構想住民投票にしがみつくのではなく、いますぐコロナ対策に邁進することを求めます。

 

これが、衛星都市の素直な思いなのです。感染拡大震源地を早く特定し、手立てを打たないと、衛星都市で市中感染が広がると思われる状況が思料されます。

 

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日本共産党から八尾市に申し入れ

[2020.8.12] -[インフォメーション活動トピックス]

新型コロナウィルスの感染症対策についての要望書を八尾柏原地区委員会、委員長と副委員長が市長に対して申し入れをしました。

 

日本共産党八尾市会議員団は、8月20から始まる9月議会にむけて市民の切実な声の実現のために頑張ります。

 

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7月臨時議会 感染対策の先進的な補正予算に賛成。ひとことだけ。

[2020.8.7] -[インフォメーション活動トピックス]

7月臨時議会で、10日間かけて予算が審議され、今日最終本会議で全会派一致で賛成、可決となりました。

 

賛成討論の一部紹介は、http://yuko.jcp-web.net/wp/wp-admin/post.php?post=4464&action=edit でご覧ください。

 

ひとことだけ。

 

他の自治体は、専決処分(市長が議会を通さずに予算を成立させる)や本会議で1日で即決が多いようです。それぞれに事情があるとは思います。

今回、八尾市議会で10日間にわたり、審議できたことはとても良かったと思います。

 

保健所長のご意見や保健所の思いを公的な場でしっかりと聞くことができ、わからないこともしっかりと聞けたからです。

 

激務の中だったので、所長も議会への出席が可能か心配でしたが、実現をしました。

 

「正しく恐れる」ための現状認識や科学的立場を知ることができました。

 

自信を持って、市民に訴えることができます。この危機を共にのりこえようと!

 

そして、もうひとこと。

 

最終本会議で自民、公明、その他の会派の賛成討論を自民党が代表して行いました。

 

その際、「今回の予算は、安倍政権の2次補正によるものだ。共産党は国会でこれに反対をした。」とわざわざ披露していただいたことです。

 

国の2次補正の反対理由は、明確です。10兆円の予備費です。財政規律に反し安倍政権のにぎりになるからです。

 

しかし、このにぎりすらまともに使えていないのではないか。今の現状を見るとよりいっそう情けない。何が安倍マスクだ。GoToキャンペーンで感染を広げておいて平気なのか。しかも無策。

 

感染の広がりに対し、東京都医師会を始め臨時国会の開催を求めています。

 

安部首相は夏休みを取るんですね。臨時国会開かないのですね。

 

今必要なのは安部政権がこの感染拡大に真摯に向き合うことではないのでしょうか?

 

党派を超えて一致できませんか?

 

新型コロナ感染症対策は、科学的な立場で、党派の違いも超えて、力を合わせていくことです。

 

市議会でもそうあって欲しいと願います。

 

そうそうもう一言だけ。

 

今日の共産党の賛成討論の中で、今後の要望についても具体的に触れていたからでしょうか。市長さんが「執行機関が気づかないこともある。議会で要望を提出してもらえたら」と最後の挨拶で言われていました。

 

確かにそうです。そういうところはぜひ力を合わせていきたいと思います。

7月臨時議会で総額27億円の感染対策など成立。すみやかな執行を!

[2020.8.7] -[活動トピックス]

9月議会を待たず、迅速に第二波や地域経済の状況に応えるため、7月臨時議会が開催されました。総額27億円の補正予算が10日間にわたり熱心な審査が行われました。

 

このことは、「命と暮らしを守る」大変強いメッセージを市民に発したものだと確信をするものです。

 

今回の審査で、感染拡大の現状も明らかになりました。

 

八尾保健所からリアルな分析が報告。

 

「実質第二波が始まっている。」「第一波の時の4倍の危機的な速さで拡大。」「感染者は若年層が多く軽症・無症状が中心。八尾市は大阪市と隣接しており、外出自粛が解除され、いっきに夜街や居酒屋などへ、2次会、3次会とくりだし、潜伏していたウィルスに感染。軽症で無償なので活発に動き回って拡大。最初のクラスターの特徴。中高齢者への浸透をどう防いでいく必要がある。」「大阪市周辺市が比較的高い数値がでている。八尾市は少し多めにその傾向が出ている。」「市民の行動変容を切なる思いでお願いしたい。」

 

8月5日時点の陽性率を比較しました。大阪府全体で9.5%、大阪市で14.5%。八尾市で9.5%、堺市で6.3%

 

一目瞭然です。

 

八尾市においては、検査・医療体制強化と市民の行動変容の必要性を訴え求めます。

 

また、緊急に感染拡大震源地の特定を行い、集中的PCR検査を実施し、隔離・保護・治療をするよう、政府・大阪府・大阪市に対し求めるものです。

 

経済活動の維持・回復と感染拡大防止の両立を図るというなら、検査体制の拡充こそ必要です。

 

政府は、無策を改め臨時国会の開催を、大阪府・大阪市においては都構想、住民投票先にありきではなく、今こそ新型コロナ対策を最優先におこなう行動変容を求めるものです。

 

今回の八尾市の補正予算では、極めて先進的な予算案がありました。

 

検査体制の急増や発熱しても診療が受けられない課題に対応するための帰国者・濃厚接触者外来を拡充するための病院への支援金です。(3.3億円)

 

一医療機関あたり5,000万円近くの支援金で新型コロナ患者の診療を救急告示病院に広げていくとします。(紹介必要、ワークインではない)6月補正での入院患者受け入れ病院への支援金に続く本格予算となっています。

 

インフルエンザの流行も見据え、一般診療所でも新型コロナの診察が必要となる。地域医療の中に新型コロナ外来を位置付けていく中長期的な視点もあるようです。

 

府内に地域外来検査センターが8カ所ありますが、八尾でもそのセンター的なものを作るために、病院に働きかけているとの報告も。

 

保健所の体制も、庁内6人応援、外部から1から2人、会計年度職員を4人募集中です。

 

消防では、新型コロナ専門の救急車が常備され、100件近く出動しています。

 

ちなみに感染者数、検査数、陽性率を全てHPで公開しているのは八尾市と大阪府と大阪市と堺市だけです。

 

今後要望として、八尾市コロナ対策本部の立ち上げ、PCR検査センターの速やかな設置、エッセンシャルワーカーなどへの社会的PCR検査の実施など求めます。

 

八尾市内の感染による休校中の学校園では、全員PCR検査をすることを求めるものです。

 

製造業者への給付金や全小中学校の体育館へのクーラー設置など多々あり。もちろん賛成をしました。

 

 

 

 

 

8月4日の保健福祉常任委員会での保健所関連の答弁(八尾の状況がよくわかりました)

[2020.8.6] -[活動トピックス]

八尾では、7月臨時議会が10日間にわたって行われました。明日が最終本会議になります。他の自治体が専決処分や本会議1日の即決で終わっているところが多い中、真摯な議論が行われました。

 

その中でも、保健福祉常任委員会の保健所関連を紹介したいと思います。

 

新型コロナ感染症対策の最前線で頑張ってる機関なので、聞き取りも難しく貴重な機会を得ることが出来ました。特に保健所所長の答弁は重いものがあります。

 

ただ、速記録がまだできておらず、録音を自分で聞き取ったのですべて正確ではないことを申し上げます。(映像配信はされています。)

 

今回病院への支援金、3.3億円についての保健所の答弁。

 

帰国者・濃厚接触者外来が現在八尾市内2カ所である。この外来を拡大するために、まず、救急告示病院対象に。支援金(約5000万円)。

 

検査が急増していること、発熱患者がすぐに診療してもらえない、診療所も感染対策に頭を痛めていたなどの現状に応えるため。

 

インフルエンザも流行し始めたら、一般診療でも新型コロナ感染症の対応をせざる得ないので。

 

八尾モデルについて。地域医療の枠組みの中で、新型コロナ患者さんの診療を一般の診療体制の中で対応をしてもらうことを中長期的な視野を持って考えている。まず今回は救急告示病院から始めたい。

 

医療の確保は本来は、国と府だと考えている。しかし、検査の急増や発熱患者の受け止めの課題等には市としてできる事をしたいと思った。

 

また、地域外来検査センターが府内で8カ所ある。

 

地域外来検査センターは保健所を通さずに検査ができる。

 

八尾でも帰国者・濃厚接触者外来機能を拡充したものを作りたい。病院へアプローチしている。

 

八尾モデルについて。地域医療の枠組みの中で位置づけ、新型コロナ患者さんの診療を一般の診療体制の中で対応をしてもらうことを中長期的な視野を持って考えている。まず今回は救急告示病院から始めたい。

 

医療の確保は本来は、国と府だと考えている。しかし、検査の急増や発熱患者の受け止めの課題等には市としてできる事をしたいと思った。

 

(保健所所長)

 

実質第二波が始まっていると感じている。

 

今の分析は、7月から患者の急増。困惑しながら対応。第一波と比べての特徴は、4倍以上のスピードで急増。一方で若年層の軽度・無症状者が中心。(最初は)中高年、基礎疾患の方への浸透を防ぐ必要がある。

 

八尾市は大阪市に隣接をしている特徴がある。外出自粛要請が解除され、一般、若者層がいっきに2次会、3次会へと夜の街、居酒屋などにへと繰り出し、潜伏していたコロナに感染。軽症で無症状なので活発に動き回って拡大した。最初のクラスターの特徴。

 

大阪市の周辺市が比較的高い数値が出ていると思う。八尾市は少し多めにその傾向がでている。

 

それが、中高齢に広がるつつある。

 

サービス付き高齢者住宅でのクラスターに警戒している。体制を増強してクラスター対策の網をはっている。行動変容をお願いしたい。そうしないと新規がどんどん追い付かなくなる。

 

クラスター対策は第一波は効果をあげた。第二波もその方向で進んでいるが…。

 

(課長)

保健所の体制について。患者が新規に1日府内で130人、八尾で3人出た場合の保健所の体制強化の人数を試算している。(厚労省からの通知)

 

12人の技術職、4人の事務職が必要。

 

現在、庁内応援で6人、外部NPOや院生の保健師で1~2人を会計年度職員として来てもらっている。

 

さらに4人の会計年度職員を募集しているところである。

 

外部委託については、第一波の時に相談センターの初期対応のコールセンターを設置した事のみ。

 

(専門的な判断や対応が必要なのでそれ以外は無い。)のちの聞き取りの中で。

 

 

新型コロナ感染拡大を大阪市とその他で分析

[2020.8.6] -[インフォメーション活動トピックス]

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手書きですみません。(計算間違ってないと思いますが、もし間違いがあればお知らせください。)手探りでやってます。

 

HPでこの数字が公開されているのは、大阪府と大阪市と堺市と八尾市だけでした。(見落としがあったらすみません。教えてください)

 

その数字をもとに、大阪府というひとくくりではなく、震源地(エピセンター)の可能性も含めて分析をしてみました。

 

やはり、大阪市が、陽性率・人口日当たりの陽性者数など突出しています。

 

気になるのが、NO.2の人口である堺市の方が陽性率も人口比あたりの感染者数も高いのではと思いましたが、より大阪市に近く、密接な交通網を持っている八尾の方が高いことです。(検査数も人口比あたりそんなに違いがありません。)

 

あなたのお住まいの自治体でも確認してみてください。HPで公開されていなければ求めていきましょう。

 

大阪市を先頭に、感染拡大が止まりません。大阪市内に新型コロナの震源地がある可能性があります。

 

大阪市の区別の検査数、感染者数、陽性率など公開をし、震源地(エピセンター)が発生しているならば直ちに防疫目的の大規模PCR検査を行い手立てを打つべきです。

 

同時に八尾も含めた実質第二波の渦中にある自治体は、検査数を引き上げ、市中感染の状況把握を含め対応をすべきです。

 

現在、八尾でも発熱が続いているのに保健所に検査を断られたと相談が寄せられています。保健所に病院にいってほしいと言われ、病院では保健所でとたらいまわしにあっている人もいます。検査件数の拡充を求めます。

 

高齢者施設や学校でも感染者が出ています。必要ならば全員PCR検査も行うべきです。少なくとも職員は定期的な社会的PCR検査の実施を求めます。