こんにちは。日本共産党八尾市議会議員 田中裕子です。

3月議会のまとめ ①

[2021.3.26] -[インフォメーション活動トピックス]

 

まずは個人的感想から。

 

今回の議会で特に心がけたのは、展望を示すこと。国が変わらなければ変わらない。今の体制の枠内では、展望を示せない。コロナ禍はそれを明らかにしました。

 

同時に切実な要求実現のために、コロナ禍で社会の脆弱性が最も現れ、最前線で奮闘をしている医療や介護、公衆衛生の現場の声を直接聞きたい!八尾徳洲会総合病院や特別養護老人ホームなど懇談に協力していただき、アンケートも配布し回収させていただきました。

 

公立病院の役割にも光をあてて調査。思いがぴったりと一致していたようで特別総長、院長と懇談で多くの貴重の意見を聞かせていただきました。12月議会に続き、3月議会でも医療・介護・公衆衛生の現場の切実願いとご意見を議会で取り上げました。

 

市会議員団アンケートも実施。今回は女性、ひとり親の皆さんへの特別の項目も設けました。すると続々とSOSのお返事が届いています。女性への影響は深刻です。全庁貫いて女性の深刻な影響に対応をしてほしいと市長に求め、市長は「取り組みたい」と答弁。心から期待をするものです。

 

ジェンダー問題に取り組むにあたって、目の前の問題から着実に取り組んでいきたい!

 

代表質問では女性への深刻な影響も踏まえ、防災備蓄をしている生理用品を今すぐ活用することも求めました。

 

代表質問、個人質問、各常任委員会で市会議員団で役割分担をし、集団でそれぞれが役割を発揮しました。

 

3月議会を終えての感想は、「声をあげれば政治は変わる!」

 

保健所や生活保護の現場でも人員確保の要望が出され、救急では余裕があるわけではなく少数精鋭で奮闘しています。(デイタイム救急隊)

コロナ禍が明らかにしたマンパワー不足と削減による脆弱性。今必要なのは、ケアに手厚い社会!その土台を支えるのは公的サービスの拡充です。

3月議会では、市立病院の職員定数を40人増やすこと、社会福祉や心理職の正規職員を当初の予定を大幅に上回る採用を行いました。前進です。この方向にこそ展望があります。

 

世論と運動、現場の思いが切り開きました。

 

しかし、今の国のあり方ではこの人員確保や公的サービス拡充を阻み後退させようとしている!直営から民間へ、自己責任です。

 

やっぱり、国を変えなければ変わらない!今の体制が永久に続く前提で議論をしても未来は見えません。

 

 

 

 

 

生理の貧困について

[2021.3.25] -[インフォメーション活動トピックス]

 

この3月議会では日本共産党の代表質問で防災備蓄用の生理用品を今こそ女性の深刻な影響に対して活用すべきだと求めました。

 

女性への深刻な影響は、市会議員団アンケートでもはっきりと現れています。(私のブログの市会議員団アンケート結果速報をご覧ください。シリーズ①から⑤まで http://yuko.jcp-web.net/?p=4907

 

ひとり親家庭では、経済的困窮を訴える方は4割、影響がないとは言えないと言う方を含めると8割になりました。

 

生理用品はなくてはならないものです。

 

フードバンクに取り組む団体にお聞きしたら、こんな声を紹介してもらえました。

 

「生理用品への余裕がない時、布を当てたりしている。」など。

 

「なかなか状況が掴めませんよね。」と感想をお伝えすると、「自分では言えませんからねえ。」とお返事が。

 

フードバンクの品物の中に生理用品は必ず入れてます!とのこと。

 

そうですよね。積極的に発信しづらいですよね。誰かが意識的に掘り下げて調査しないと…。

 

中学生の娘さんが2人いてる、ひとり親家庭のお母さんにお聞きしました。

 

1ヶ月1万円かかることもあるとか。我が家も私と3人の娘が生理用品を必要としていますが、ドラッグストアーでまさに箱買いの状態!廃棄物もすごい量になります。

 

学生さん向けのフードバンク(八尾市内で民青同盟が中心となって開催している)でも女子学生さんが生理用品を持って行ってたなあ。

 

学校の現場でも掴みにくい内容かもしれません。生徒さんの経済状況を1番掴んでいるのは事務職員さん(就学援助の手続きなどで)とお聞きしますが、なかなかなかなか大変ですよね。

 

では、保健の先生?生理の貧困問題まで掴みにくいですよね。どうなんでしょうか。

 

意識して聞き取らないと表に出ないのが生理の貧困だけれど、確実に困っている人はいる。だって生理用品は必ず必要なものだから。経済困窮に陥ると直撃!だから。

 

今、どこの自治体でも生理用品を防災備蓄倉庫に蓄えています。これは予算を組んで買わなくてもいますぐ使えると言うことです。使った分はもちろん補充して、次の災害に備えていただく!

 

例えば、学校や公共施設には生理用品を常備して使えるようにするとか、無償配布をするとか。

 

政府もようやく動き出したようだし。具体的に進めたいものです。なんらかを。実態を掴みながら。

 

しかし、ブログで生理の問題を堂々と書ける時代が来るなんて。

 

以前は生理痛のことを書くのも躊躇していました。素敵な時代が来たもんだ。

 

生理のことをオープンにもっと語れるようになって欲しい!

八尾市の新型コロナ感染状況 ② 八尾市HPより抜粋

[2021.3.25] -[インフォメーション活動トピックス]

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詳しくは、八尾市のHP   https://www.city.yao.osaka.jp/0000050092.html  をご覧ください。

 

 

 

八尾市の新型コロナ感染状況について ①

[2021.3.25] -[くらし・労働なんでも相談活動トピックス]

 

3月議会でお知らせをサボってました。

 

その間、第4波につながりかねない立ち上がりの傾向が出てきているみたいです。

 

本会議の市長さんの最後の挨拶で八尾の状況の報告がありました。紹介します。

「緊急事態宣言は解除されたが、事態は好転していない。宣言解除後の3月8日から14日の1週間の八尾市の人口10万人あたりの陽性者数は13.88人。これは前の週の3.75人から増加をしている。全国的に再拡大、リバンドが懸念されている。」

 

「緊急事態宣言中に八尾市においては6500人以上の行政検査を実施し、239人の陽性者を確認、現在も50人の市民が療養を続けておられます。」

「この間、保健所は市内の高齢者施設の職員3500人分の集中検査を実施。」

 

 

聞き取りでは集中検査による陽性者の数はまだ実施途中なので集計中。

 

今回からクラスターが発生した市内高齢者施設⑥は、集中検査を受けていたかは現在のところ報告できないと言うことです。(集中検査は昨日施設のみ。八尾は8割の施設が希望)どちらにせよ、入所者や通所者にも対象者を広げて集中検査が必要だと言うことですね…。

 

 

学校事件・事故被害者全国弁護団が全国一斉電話相談を行います。(ご紹介)

[2021.3.25] -[インフォメーション]

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詳細は、

http://gakkou-jikenjiko.link/index.html へ。

 

長期休み明けは子どもの自死などが増加します。

 

コロナ禍の1年間は子どもにも家庭にも大きな影響を及ぼしています。学校生活でもです。

 

こういう取り組みが必要だと思います。行政や学校に相談できないこともあります。

 

ご紹介をします。

 

 

市会議員団アンケート概要⑤ 最後に

[2021.3.14] -[インフォメーション活動トピックス]

30代 女性 4人家族の方から

 

育児休業中。上の子どもさんは私立の認定こども園。したの子どもさんは0歳。

 

「赤ちゃん応援給付金が国も対象から外れて落胆しましたが、八尾市がしてくれてうれしかったです。

 

とても大変な妊娠生活でした。全然知り合いができませんでした。でも前向きにがんばっています。これから思い出を作っていきたいです。

 

4月からは、保健センターの乳幼児対象の講習をオンラインではなく対面に戻していただけたらと願っています。

 

この時期の経験は今しかできません。大変だと思いますが、一回あたりの人数減で機会を増やすなどしていただけないでしょうか。

 

オンラインは辛いです。」

 

今回の概要は女性の回答に特化して紹介をしました。

 

いろんなことが見えてきました。

 

とにかくコロナの間s年拡大を徹底的に確実に抑える検査体制が必要だと痛感します。

 

人は1人では生きていけない。人と人のつながりが、日常がこれほど大切なものであると実感する日々です。

 

まだまだ分析は不十分です。本格的な分析がでればまたお伝えしたいと思います。

 

 

 

 

市会議員団アンケート概要④ 学費の支援と支援と深刻なケース、その他など(女性)

[2021.3.14] -[インフォメーション活動トピックス]

学費の支援を求める要望が印象的でした。

 

高校授業料の私学無償化の所得制限の緩和と他県への通学への適用も。(しかもこの制度を受けたとしても、まずは立て替えて払う必要があり、その負担も大変。)

 

「毎日生きるのに大変です。」と。

 

深刻なケースとしては、50代、4人家族、専業主婦の方から。

 

「収入減で生活費・学費が払えない。休学・退学を検討。家事・育児負担増。もともとうつ病が悪化。誰にも相談できず、主人と生活面で日々言い争い。最悪のことも考えている。

経済支援を求める。」

 

連絡先が記されていないので心配をしています。このようなケースは特殊でしょうか?氷山の一角かもしれません。

市会議員団アンケート概要③ 女性の非正規・正規の収入減・失業(26件)で休業補償は1件のみ

[2021.3.13] -[インフォメーション活動トピックス]

26件の収入減・失業のケースについて。(女性のみ)

 

うち失業が7件でした。

 

共通しているのが心身の変化・体調の悪化です。中にはうつで心療内科に通う方も。

 

制度利用に結びついているのは、6件。

 

 小口・総合貸付が2件。会社による休業補償が一件、持続化給付金が一件、国保の減免が2件(2件とも失業中)

 

相談先がわからないが3件、分かりやすい情報提供を求める声もありました。

 

休業補償を受けているのは一件のみ。シフト減や休業で収入減なのに、休業補償や休業支援金に結びついていないケースが多くあると考えられます。

 

失業中には、1回目の緊急事態の休校の時にパートを辞めた。(小学一年、幼稚園)のケースがありました。

 

息子が大学生で退学を検討、娘がアルバイト休業で経済的にしんどいなども。

 

勤め先が倒産し、子どもの就職先も無い。国保の滞納分や納税の督促に追い込まれているなど。

 

制度の内容は、持続化給付金・雇用調整助成金・家賃支援給付金・休業要請支援金・事業者サポート給付金・製造業給付金、時短要請協力金。緊急小口資金、総合支援金、休業支援金・給付金、国保など減免、住宅確保給付金、赤ちゃん応援給付金、学生支援給付金。

 

 

 

市会議員団アンケート概要 ② ひとり親家庭で経済的困窮などは8割!

[2021.3.13] -[インフォメーション活動トピックス]

ひとり親世帯の方が55件回答してくださっています。(3月12日現在)

 

経済的に困窮 23(41%) どちらともいえない 20 (36%)  困窮していない 12(21%)

 

「どちらともいえない」は微妙な選択肢ですが、きっぱりと影響がないと断言していないところに注目をしました。

 

ということで、経済的困窮などは8割!

 

必要な支援は以下の通りです。

 

経済的支援 36

 

悩みを聞いてくれるところ 20

 

無料低額シェルター  6

 

更に55件中、経済困窮を訴える特徴的な7件について分析をしました。

 

共通しているのが、体調の悪化です。中には「自律神経失調症でひどい時は仕事を休まざる得ない。」

 

原因としては、感染対策による日常生活の制限と収入減、養育費を減らされた、家事育児の負担など種々回答。

 

必要な支援。

 

経済支援がトップ。フードバンク、学費の半額、家族の介護、自分が倒れた時の子どものこと。児童扶養手当の延長、障がいを持った子どもさんのいるひとり親家庭への支援も。

 

制度(貸付や休業支援など)に結びついているのは、国保料の減免の一件だけでした。支援は受けたいが相談先がわからないと回答される方も。

 

悩みを聞いてくれることろを求めた方が7件中5件ありました。

 

 

 

 

 

市会議員団のアンケートの概要 ① コロナの影響で心身に変化ありは女性で46%!

[2021.3.13] -[インフォメーション活動トピックス]

日本共産党の八尾市会議員団は、コロナ禍のもとでの市民の実態をつかもうと、調査活動費を活用をして市民アンケートを全個配布をし、集約をしています。(制度の案内などの議員団ニュースも同時配布)

 

3月12日現在で403件返送がありました。ご協力ありがとうございます。

 

今回のアンケートでは、女性徒ひとり親に特化をしたアンケート項目も設けました。コロナ禍の元で女性に深刻な影響があり、不安を抱える状況があるからです。現在の概要をお伝えしたいと思います。あくまでも概要です。

 

女性の回答は214件(年齢は20歳から90歳まで)

 

コロナの影響で心身に変化は? はい 46%  どちらとも言えない 30%  いいえ 23%

 

今悩んでいることは? 187件の回答

 

失業(9) 収入減(45) 仕事のこと(37)  DV・性暴力(1) 家事育児の負担増(21) 子どもの教育(20) 家族の介護(26)その他(28)

 

悩みの相談先は

親・兄弟・親戚(75)、知人・友人(65)、誰にも相談できない(39)、市や府の公的施設(20)、警察(8)、その他(17)

 

この段階で見えてくるのは、今悩んでいることの48%(失業、収入減、仕事)が雇用などに関わる経済問題でした。年金生活者の方も含まれています。

 

家事・育児の負担増や子どもの教育、家族の介護などの女性に集中する悩みも顕在化しています。

 

もともと性的役割分担として女性が主に担っていたものが、新型コロナの感染拡大によってさらに負担増という形で現れているようです。

 

後でもふれますが、一回めの緊急事態宣言の休校の時にパートを辞めたケースもありました。失業した方が、いつものアンケートにまして多いような気がします。

 

また、コロナの影響で心身に変化について、「はい」が46%、どちらとも言えないが30%。いいえが20%。

 

経済問題等の悩みを回答した方は、だいたいこの変化があるにリンクをしており(手仕事の分析ですみません。一定数が増えたらきちんとした分析を行います。)

 

「心療内科に通っている。」「仕事を休まざる得ない時もある。」「もともとうつ病が悪化。最悪のことも考える。」など回答もあり。

 

また、悩みを誰にも相談できないが17%存在するのが気になるところです。(続く)